雪まつり/栗栖真理亜
 
白雪に飾る人工の灯り
何千何百もの電力を使い美しく輝く
もうすぐ国防軍となる自衛隊の手によって

国民の汗でできた税金は一夜の夢のために使われ
電力供給の名のもとで原発は動き続ける
うっとりと電流の幻を眺める観光客はオメデタイ事に何も知る由もなく
ただ震災復興と重ね合わせて感嘆の溜め息をつく
ありきたりの感想を恥ずかしげもなく述べながら

一度も立ち止まって考える事すらしない国民は操られたまま
来年も自然に人工を冠したアンバランスな行事に喜び勇んで参加するだろう
隠された真実に一生 疑問を感じないままで
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