氷の世界/
室町 礼
揺さぶられ、
未知の領域へ引きずり込まれるような難解な詩が書か
れなければならないのです。たとえだれにも読まれない
ことになるかも知れないとしても、それは必ず詩の
価値を押し上げている詩人の宿命的な行為だと思われ
るのです。
ここまで時代と社会と人間が狂ってしまって
いるのに、あんた、なんと脳天気なことをいってるの?
そんなことを考えながらロダンの考える人のように
固まっているわたしでした。
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