きみのことがだいすき/百富(ももとみ)
 
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 目のまえからきえちゃえ、そんな想いのしあわせなんて、なければいい。まっくらで暗い暗いいいながらも、電気もつけずにひとりきり泣いているみたいだね。



 ぼくは生まれついて、いないセカイがみえる。けんかをしなかった友人は、ほとんどいない。



 ぼくのことがきらいなひとのお名前を想いだせないことでも相手を傷つけているのだろうか。



 目のまえにいるひとがドアーからでてゆくことで、かれらはコクピットに乗っていったのだろうと感じる。



 送信されたメッセージは、いく光年離れているのだろう、もう二度とお逢いできないのかな、不安になってばかりい
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