アルゲリッチのラフマニノフ「ピアノコンチェルト第3番」を聴いてみる。/洗貝新
 
つける鍵盤の響きにはまるでジャズでも聴いているような刺激があり、聴いていて耳を飽きさせない。
ロシアの広大な大地を後にするラフマニノフが、汽車の窓枠から手を振って拍子をとっている。
彼女の背後には彼の魂が乗り移ったのでないか。そんな幻影も浮かんでくる素晴らしい演奏だった。
まだこの名演奏を聴いたことのないクラシックファンの諸君には、一度是非聴いてみてほしい。
それくらい価値のある、二度と聴かれない名演なのだ。




                        




戻る   Point(9)