表現の動機について/由比良 倖
「もし世界の本質が知れないのだとしたら、それでもなお、人はなぜ、誰かに何かを伝えようとするのでしょうか? あなたの考えをお聞かせください。」とAIに訊ねられたので、僕なりに考えて書いてみました。以下がその文章です。↓
その問いは、僕にはとても面白く感じられます。僕自身が、誰かに何かを伝えたいという願望を、強く持っているからです。
僕なりにその問いについて考えてみようと思います。誰にも何も伝えようとしない人、例えばひとりきりで誰にも知られず山に籠もるような人もいますが、僕自身はそのような世捨て人、仙人のような人ではないので、彼ら/彼女らの心中を空想することは出来ません。あくまで他者へ何か
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)