たとえ食らい尽くしても満たされる事は無いだろう/ホロウ・シカエルボク
俺の細胞が新しい刺激を求めて蠢き騒めくとき俺はそれを自分自身で作り出すことが出来る、外にある何かを利用したり誰かを引き込んだりしようなんて考えない、俺は自分のイマジネーションを振り絞ることにしか興味が無いのさ、ずっとそうやって様々な触角を手に入れて来たんだ、ヘルプが必要な場面なんか一度だって無かった、結局のところ一人に戻ってしまうのはそれ以外何も必要が無いからなんだ、これに関しては一人で充分、必要だと思うものはすべて手にして来た、これまでもずっとそうだし、これからもずっとそうだ、何かを始めようとするときに理屈が先行するような人間じゃない、頭を真っ白にして、整理する前に指先を動かすのさ、たいてい
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