さんぜんとひとしずくのいっぱい/あらい
 
てた新聞、バランスを伴って。たくさんの指紋に曇り 真正面のあなぐらの心臓にとどめる 絵顔、倒れたポップコーンほど 無造作に 立てかけられた規則 正しく目を通したが

  その土をかぶった木製のぼろぼろに契る破片
                  拘束彗星の同室。
           たとえば

トリは(、)であるから――
がらがらに設けたちまたでは、   最後尾で惹き寄せる
あらしのなみ         めを失い(げんふうけい
栞紐(spin)        円形に看ず、薄い口笛

無作為に貼られた迷子脅しの針で マグをくすぐる
年齢不詳の火の手、舌先にまとわり付く {
[次のページ]
戻る   Point(4)