ひととおりの眦と/あらい
十字架に目を留め。見知らぬ薄曇りのそれだけに、戸惑ったように。あるいは左手に海が減り不定形の種が写った背中の顔に、知らない間柄だって差しだされる動作はやがて足を止め 別れを揶揄し痛みを示唆するとこで。異邦人と称しても
なぜ ヴィンテージの太陽を、ほしのひと と呼んだのでしょうか
開け放した浄蓮の月燭と雨だれの、ぬくい乱れ髪もただ告発するなら 豊穣/蝶番 おおげさな熱をどいたすくいとか、暇を持てあます繊細なつよさとか、ぜんぶうんでしまって、北極星のまわりで濡れる鳴き砂も縋ることもない
この満ちはならば善とは、こともなく童心へ/そういう、ちいさくてあったかい大丈夫/(計算され尽くし
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