なみだ/秋葉竹
 
たりの姿がそこにはあるかも

幸せすぎて泣いてたほどの
ふたりのむかしがそこにはあるかも

いまはわたしにみえるのは
わたしのためのわたしのなみだ。



神さま、忘れさせていただけるなら
あのまなざしを消して欲しいな



みているだけで、幸せな気分になれる
おもっているだけで、あの日に帰りたくなる

笑っちゃう、
まなざし。

写真には残せなかった。
ただひとり、ひとりきりで

おもっては、笑っちゃう。
笑っちゃう、まなざし。


大阪メインストリート、
御堂筋には 、夜、雨が降る。

星、泣き夜に、髪濡らす雨
恋の花咲き、恋の花散る。







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