グランドフィナーレのあと/
花野誉
の身体?になったならば
この痛みに どんな想いを馳せただろうか
懐かしく思えただろうか
それとも、二度と戻りたくない日々だったろうか
それほどまでに
痛みと共に過ぎた年月だった
そして
解放されたのも束の間
今度は?ご不浄近し現象?
?座布団?はいらない、と
身軽になった矢先
別の?座布団?の気配が近づく
きっと私は
お宙に旅立つまで
何かしらの?座布団?と共に生きる気がする
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