愚かなこと/フォマルハウト
 
自分の心の強さは
人並み以上のものだと
ずっと過信していたこと

笑顔であなたを見送った後は
すべてを思い出にかえて
元気に生きていけるはずだと
強引に思いこんでいたこと

わたしという人間が
こんなにも脆いものだということを
今になるまで気付かなかったこと

すでに壊れてしまった
目には見えないものを
修復する術を持ち合わせていないこと

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