ブラックコーヒー/秋葉竹
 
ところでいいんじゃないかと想う

接点は
ややメンドーだが
まっすぐ気になるところをみつめ
ちゃんとその人のために尽くすとか?

あとは焼くだけで想いも焦げるのだから
たっぷりとあのころの写真をみて
ポップコーンでもほおばってみる

緩和できる憎しみのカケラなら
そのまま放っておいてもいいかも
いずれそれが重く重く
この肉を苛み始めるかもしれないけれど


ポップコーンを映画館で食べるのは
今も好きだ
それは味が好きだとか
場の雰囲気に合うだとか
そんな浅薄なイメージじゃなくて
あのときみた映画とその感動と
いっしょにみた人の
イメージがあまりに儚げ
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