明日のジョギング 蒼風薫/梅昆布茶2
北西風の遊ぶ中
太陽が西の涯に向かって歩き出した
あなたはいってしまい私は取り残されて
いつまでもあの日の白煙を忘れない
私の目が
悲しい
その思いを
どこにしまったら良いのかと
途方に暮れている
っ闇はすばしこく
擦り寄って来る
ココを発たないと
私の中の狸は私に迫る
まだここで泣いていたいのに
声、を待っているのに
突然に北西風が凪いだ
どうしたの!
太陽からの言伝を
伝えるために
と風がないだままに答える
それは何
どんな事?
風がゆっKりと
とても大切そうに
声、を私の耳に届ける
明日はきっと笑ってね
きっと笑ってね
いつか気を失っていて
うつつに戻ったら
春の桜の頃になっていて
私は顔を真っ赤にしながら
並木道をジョギングしていた
明日
明日と
唱いながら
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