生命エーテルなるもの(改訂)/ひだかたけし
 
肉身の歳を重ね使い古され
次第に色褪せ亀裂走らせながらも、

眼窩に埋め込まれ落ち窪んでいく眼球に
宿る光の以前より更に増す眼力、
直裁に投げ掛けるアナタの肉身と云う器に
魂の器を介しそれぞれ滲み染み渡り
入り込んでは 作用する魂、
思考・感情・意志
統制する自我そのもの、

更に奥なる霊性を謳い讃歌し耀き出し

くるくるぐるぐる力動球体為し
アナタ自らの独自のリズムを、
その光彩から伝え告げる。
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