思考待望/ひだかたけし
 
〈リピート、Endless〉

脳髄に細かく足踏みしながら
噛み砕く如く思考力動のステップ、
影踏み影踏まれ刻み込まれる木霊の
此処に至れば何れ全て識ることになると
瞑目意識の視界にもう終わること無く
銀の渦巻きチリチリ耀き躍り伸び拡がる

 人に宿り住み澄む普き思考の巡り 、

常に誤り写し取られながらも
容易い愛などもう要らぬからと 

 静か鎮まり繰り返す


〈生き続く糧、Soon〉

意識の私の
ぐるりゆるり
廻り溶けるよな
想いの最中に
しっかり保たれ
ながら現れ来る
新たな意識の
満ち充ち生きつつ
覚醒するかしないか
すぅうんす
[次のページ]
戻る   Point(4)