思考待望/ひだかたけし
〈リピート、Endless〉
脳髄に細かく足踏みしながら
噛み砕く如く思考力動のステップ、
影踏み影踏まれ刻み込まれる木霊の
此処に至れば何れ全て識ることになると
瞑目意識の視界にもう終わること無く
銀の渦巻きチリチリ耀き躍り伸び拡がる
人に宿り住み澄む普き思考の巡り 、
常に誤り写し取られながらも
容易い愛などもう要らぬからと
静か鎮まり繰り返す
〈生き続く糧、Soon〉
意識の私の
ぐるりゆるり
廻り溶けるよな
想いの最中に
しっかり保たれ
ながら現れ来る
新たな意識の
満ち充ち生きつつ
覚醒するかしないか
すぅうんす
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