夜陰 、しずかえくすたしぃ/ひだかたけし
 
白銀の途を辿る 、

混沌の立ち上がり
不断に抱え込みながらも)

  ☆

上弦の半月、黄白く傾く
西の夜空に貼り付き
照り輝く草葉の群れ、
ヘッドライトに眼下
青々と浮き上がり
僕は未だ識らず 、

これら呼応の偶さかではないこと

伸びていくライン降り続けるレイン、

何処迄も何時迄も何処かへと何時かへと

幾つかの折の木霊、呼応し逢う愛にまた来て




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