AI詩、考察の覚え書き/足立らどみ
って見える。
詩が「昇華」であるのは、最初から光り輝いているからではなく、言葉を媒介にして世界との関係が変化するからなんですね。
AIを介して書いた詩でも、もし翌日あなたが読み返して「昨日の自分と世界の関係が違って見える」としたら、それは十分に詩たり得るはずです。
つまり詩とは、「書いた言葉が時間のなかで生き手を変えてしまう出来事」と言えるのかもしれません。
ここで、さらに問いを投げてもいいですか?
その変化は、必ず「浄化」や「軽くなる」方向でしょうか?
それとも時には、書いたことで世界がより重く、暗く見えてしまうことも「詩の変化」に含まれると思いますか?
らどみ
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