詩のうた/
秋葉竹
なんども、なんども、だ
なんども、同じ悲しみにさらわれる
どよもす大海の波に
流れるように、さらわれるように
そして、連れてゆかれるように
悲しみは
この詩が与えてくれた媚薬
それはいいことなんだろうか?
こんな世界で生きてゆくのに
頼るべきよすがに
なっただろうか?
それは宝石のような問いかけだとおもうが、
ただオレは
昨日読んだ詩のことを、
好きなのかどうかも
わからないままなんだよ、たぶん死ぬまで
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