らぶれす/1991(改訂)/ひだかたけし
終焉を見切りつつ
意志し抉り響き来る
モノ 、
最後には現実を呼び寄せ
ながら寄り添う
それまで笑ってなよ
白けてなよ
識ることになるんだからと
終わることで現れ来る
終わることで初めて開け来る
細やか響き光り放ち次第に圧倒し
圧縮され信じることなど最早超えた
暗黒の照らし出され現れる
透明な蒼、青、碧、
舞いながら自らの魂の器と逢う境域へ
(曖昧順にして居るとエライ目にあう
遭わなければ解らないことも在ったり
して、して するんだ)
あぁそうして人、ひとり
また一人ずつ
忘れていく、一番肝心な事を
★
今に意識の視界の黄金に貫かれ
多層意識を抱え持つわたしになり
この瞬間、湾岸に火が燃え盛る、
的確に正に終いに向け無限投下され
事実の 隠蔽される前に制御せよ 、
多層意識たる自分、この私自身を以て
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