詩想、辿道にて(改訂)/ひだかたけし
表象複合に集中すれば
自ら志向能動の意識にて
明瞭明確な瞬間持続させ
展望ヴィジョンの現れ出す
光の帯道の奥迄伸び拡がるオーシャン遥か
すっと打ち昇りしばし留まり在る巨大な火球体
やがて波間に没しながらも自身の体を維持し続け
☆
持ち上がり崩れ
崩れ去り持ち上がり
繰り返す繰り返しの時間の最中
自らの肉身の向こう五感超え
少しずつ確保していくエーテル宇宙
(アストラル星界次元は未だ遥か遠く)
過去から今へ今から未来へ
未来から今へ今から過去へ
互い打ち寄せ合う時流の合一し
裂開する時の訪れ大いなる静かさ
此処に佇み在る己、孤独抱きしめ
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