詩想、辿道にて(改訂)/ひだかたけし
ぽかんぽかんと時をやり過ごしつつ
時に乗り込み時の進行を止め瞬く狭間、
展開される自らの光景力能動を見つめ入り
此の世のこの人生の稜線を昇り降りまた昇り
一つの頂きに至ればもうまた次なる雪峰の聳え立ち
しっかりと地に足を付けリラックスラックス
「何ものかに至るためには自己を諦めなけばならない」*と、
オノレのエゴイズムを戒めつつ再び新たな稜線を辿りいく
*申し訳ありません。引用元ミス及びお断り不十分でした。
ゲーテ『個人は何ものかに達するためには、自己を諦めなければならないということを、だれも理解しない。』(ボアスレーへ、一八二七年九月二五日)』に依りつつ、本作の詩表現の流れに併せ、筆者の手により表現し直しました。
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