大いなる孤独/朝焼彩茜色
 
大いなる孤独は自分で切り拓く為の厳かな凪
自分だけの答えに応えてゆく儀式のような砦

指南書も滲み
羅針盤も狂い

途方に暮れる寂しさに
あの頃に戻されそうになる

自身に毒を喰らうのは
微かに残る棘が許さない

大いなる孤独は日輪の如くそのものだ
言葉通りの孤独とは別のもの

血と汗が浮き出る指南書
心臓と羅針盤が重なる

それこそが日輪の如くそのものだ
大いなる孤独を歩んで

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