展/Q/あらい
ごとのように
お辞儀していた速度で
つめたいヒールのなかで
水ぶくれ とどかない耳へ
ちかく、また とおくなる
産毛を持続するかぎり鏡を必要としない
七秒後の落雷 沈黙がわらった気がした
∞がこたえる余白ごと頁をもたないからだ
すべてを待たず、すべてを放ちながら
まばたきして、すこしずつ、飛行機雲
ふくらはぎに似たしずくとして
けれど、何かが踊り
また踏みつけられて消え
焼かれて、煮えたぎる
死に方をさせることをゆるす
曇りガラスの群像に溶けあって
方位磁石からはみ出すかたい鳩が
折り鶴のようにかさなる指が
うつぶせになる床にふれることは
13℃の啼泣を占めしたときに
掴みようのない呼吸に絡みついてく
またね。
そんな φο?σκα(フースカ)
”Kaleidoscope Love Letter
『LINE』”にのる。
10/9
「 thank you! 」
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