心象風景をみつけて/みぎめ ひだりめ
 
って
結局 言いたいことなんかないんだろ

はい、ありがとうございました
うるさいな
おまえは 冥王星人
人の気持ちが分からないので
正しさに身を潜めるのでした
なぜなら安全圏内で石を投げたいからです
そして自分が 人間であることを
まっさら忘れてしまうのです

あーあ
このからだが 本当に怪獣だったら
なにもかもが どうでもよくなるんでしょう
だって 気まぐれ一つで
物語が終わってしまうんですから
荒れ狂った宇宙のなかで
ちかちかとした 
やたら眩しい 照明を見るのでした
もう繋がったので この詩はおしまいです
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