ヘッドライト/
秋葉竹
深夜2時歩道橋からみるライト
死にそうで死なない夢か満月よ
破れたら繕えば良い恋なんて
ただ夜が明けない夜が長すぎる
タイトルは《夜の悲愴》じゃ重すぎる
夜の道落ちてる恋でも探そうか
道端のましろな花が揺れている
たまにゆくヘッドライトに照らされて
片恋をしたことないと嘘ばかり
嘘ばかり追ってるうちに空白む
ひとりでも孤独じゃないと影に告ぐ
夜を生き生き延び笑うこの街で
棄て棄てて天国までの距離を知る
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