幾星霜/秋葉竹
 
の葉枯れ果てた骸骨の降り積もる
広野に立ち

尾羽打ち枯らしたるものたちよ

明日が怖くて起き上がれないものたちよ

それが安心を買う病だと知っているのだろう?

(まぁ、じぶんのこころだもんな)

ただ、慣れてきたので
こころがじぶんを騙すことが
上手くなってるだけだよな

けれどわれわれは
忘れてなんかいないよな



傷だらけの闘いを
われわれは闘いつづけて来た

都大路の裏路地で
弱くなりそうな心を接ぐように持ちあげて

傷だらけの闘いを
われわれは闘いつづけて来た









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