水たまり──第四の次元であることを超えて/大町綾音
!ビートルズを聴きながら!
お久しぶりです。今日は本当に暖かで、気もちの良い天気で、こんな日にはいつか友だちの引っ越し祝いに、彼の家を訪れたことなんか思い出すのです。
みんなで彼の家のまわりを歩いて、わたしだけはどこか別の場所を見ているみたいでしたけれど、水たまりには空が映っていて──当り前ですね。その日の前日は雨でした。
そして今──昨夜も雨でした。
それらが嘘のように、気もちの良い晴れで、鳥肌が立ちそうに風がわたしを誘ってきます。思わずくしゃみなんかしたら、どうなんだろう? (あちら側)に行けるかな?
どうだか分かりません。それに、これ以上言うこともあり
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)