宇宙の刹那/
海
夜明けを求めて扉を叩く
刹那の現在
次から次へと
巡る一秒先の見えない軌道
乗せられただけの僕
星が流れる
尾を掴む
その手に自由が宿る
目覚めて夢の余韻が残る
空っぽの掌にため息が落ちる
宇宙時間の中では刹那
一瞬だけ煌めく
有限の中で
やってくる斜陽
この命を消費する
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