つれづれと俳句(無季)/大町綾音
 
空をとぶ猫も少しはいるらしい

あの月は風船の月舟の月

夢の国かぞえて遊ぶ四日目と

ヴァイオリン下手は下手なり風の音

声立てて笑う父にはお味噌汁

まんなかを押したら凹むお饅頭
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