卒業後 春と夏/逢坂桜
 
卒業後 人ごみの中 きみの声
   その背みとめて 逃げ出すわたし

気まぐれに 「君の名は」など 手に取りし
   忘れるわけない 忘れられない

夏空に 入道雲の 山、映える
   あの頃もわたし こうして見てた




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