微笑みのうた/
秋葉竹
から
寂しさもかなぐり棄てたよ
なにも残さないように
なにも恨まないように
なににも汚されないように
それだけを深く希って
深く深く、希って
そう、
ただそれだけを希って
生きて来たよ
そうして
そういう悲しみも
遠くから
聴こえる
聴こえて来るんだ
どのようにしても
聴こえる言の葉が降り落ちて来るのなら
それは、
その言の葉は、
あからさまに、
これだろうよ。
罪を知る
彼女の微笑みより夜は
僕を刻んで暴くのだろうか
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