じゆうしのお墓参り2/
はるな
、
透明の紙に書きつけた
それは夜になると香る、
自由詩のお墓参り。
そこに何を見ましたか?
何を聞こえましたか。
何が香りましたか、何が、ありましたか
何も、何も、何も、何も、何も、何も、何も、何も。
でも、それはありましたよね?
と、指をさす自由詩。
透明の指、金色の髪、白い花、黄色い花。
夕暮れになると消えていくある種の感情、
陳腐な言葉で作られた箱、
何度も繰り返し使われた言葉で書かれる、
自由詩のお墓参り。
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