再来する悪に何度でも/ひだかたけし
右から左へ善なる流れ、
左から右へ悪なる流れ、
既存キリスト教で
そういうことらしく
わたしは右利きだから、
左利きへと日々心掛ける
悪なる流れと善なる流れに
均衡をもたらすために
(青ざめたものと赤らんだもの
黒いクビキにて括り付ける
一つの悪と一つの悪の
狭間に流れる聖なる途 、
切り開き辿りながら)
右から左へ悪なる流れ、
左から右へ悪なる流れ、
今に耀き善なるものも
停滞すれば明日に悪となり
進化し続けるもののみ善
結局そういうことだから、
不定形なあれら悪と悪
括り付ける軛となる
わたしは 、
日々到来する
誕生と墓場、
その内底に波打つ
永遠の光の海原を
灼熱するこの魂で
生かし生かされ
変容し続け、
上へ上へと螺旋描き
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