イメージについて/足音に影を落とす (白と黒の考察)/洗貝新
 
の眼を通して我々に語りかけてくる日常の中にある非日常としての空間をイメージに見立てているのです。

さて、このことを書き物として映像からイメージとして移行するにはどうすればよいのかを。
そこでわたしはこのタイトルに置いた「足音に影を落とす」或いは「足跡に.....」として考えてみようと思いました。
もちろん「足音に影を落とす」或いは「足跡に影を落とす」この意味合い自体は隠喩でしか他なりませんが、
、感覚的なイメージとして捉えたらどう伝わるのでしょうか。
足(脚)や影(陰)にまつわる比喩表現、主に慣用句などはたくさんあります。
足を引っ張る。
足を使う足が地に着かない
足が重い 等
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