「クレクレ星人の独り言 36」/ジム・プリマス
 
応えて、本当に足元で、小さな花が咲いて、その花が私に「こんにちは。」と微笑んでくれたような、幸せの兆しを感じた。
 そう思ったとき、さっき買い物から帰って来た時のことを思い返した。
 何年もの間、放置している、残骸のような枯れた朝顔のつただらけの、我が家の、荒れ庭の片隅で、褒めもせぬのに、咲き誇っている水仙の花たち。彼女たちの姿も、これから始まる、新世界の構築を、仲間たちで祝っているように思えた。
 日本は変わる、そしてそれは世界を変える、欲と対立から、愛と調和へと。そして、それは、我が家の庭から始まるのだ。
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