長男への2年後の追悼儀式用台本/鏡文志
無敵というのは敵がいないということでもある。この世に無敵者などいはしない。かろうじているとすれば亡者であります。死人に口なしと言いますからね。
40年間こうやって亡骸を見るまで私は貴方のいじめに耐え続け、離れた後も後遺症に苦しみ続けました。
両親はあいつは病気だから我慢しろ、顔だけは殴るのをやめろと言っておいたと他は殴ってもいいがと伝えたと私に言い、今もこうやってそれを黙認し続けた親族世間両親の人権は守られ続けております。
人のいうことを素直に聞く子供が損をするのは、聞かん坊が徳をする世の中になったからです。いい子だけれど損をしているのだから馬鹿じゃないかということに結局なる国になった。
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)