剪定/201
 
君があまりに醜いので
(人間の本当の姿というやつの話だ)
私は私が素晴らしいいきものみたいに思えてくる
イリュージョン

分かろうとも思いたくない
そして分かることもないだろうな
それが私達が選べる最善の道
まあ、善なんてあんたにとっちゃ
糞の数にもならないんだろうけど

別に皮肉を言いたいわけじゃないさ
朝起きてそんな気分だっただけだよ
人の好さってなんだと思う

君は出来得る限りの手を使って俺を利用するし
俺はそれが特段珍しいことだとも感じてない
ただ、雨が降るのさ、世界中、この星にはね

知らないということは時に救いにすらなる
これから知っていけるとい
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