語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン/田中宏輔
 
言葉のようだ。いや、逆だ。反対である。ヴァレリーがポオを、そして、ボードレールを取り込んでいたのだった。この三人の詩人の考え方の根本が似通ったものであることは、2007年に上梓した拙詩集『The Wasteless Land.II』において、筆者がすでに十二分に述べているので、ここでは繰り返さない。
ちなみに、atom という単語が、EUREKA のさいしょに出てくるのは、つぎのところである。


The assumption of absolute Unity in the primordial Particle includes that of infinite divisibilit
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