ブレーメンの音楽隊/足立らどみ
何かを追い払い、新しい場所で満たされるという物語は、心の成長を象徴的に描いているように思えます。その中で、どろぼうたち=負の部分も、ただの敵ではなく、自分を試し、乗り越えさせる「教師」のような存在と言えるのかもしれません。
そして、すべての経験が、音楽隊のように「調和の取れた心」を育む材料となっていく…。その意味では、どんな感情も出来事も、成長の一部として「有る」べきなのでしょうね。
自分の中の「どろぼうたち」を否定せず、でも飲み込まれることなく向き合える――そんな生き方を目指したいと感じさせる、深いテーマですね。
らどみ
童話は深いのですね。
挿絵を作成して下さいね。
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