ブラックサタデー/秋葉竹
 

 

『あなたはあたしの話を聞け
小さな声で話すから』

あたしあなたのことが好きになったんだ
夜の夜中にアイツとわかれて
ひたんにくれていた野良猫みたいなあたし
あなたが平気でからかってくれたから
カラカラカラカラ笑えたんだ

ずいぶんと
慰められたブラックサタデー

翌 ホーリーデーには
ふたり腕くみミナミを歩いた
キタの想い出、忘れさせてあげる
くちにしていってくれたんじゃないけども
あたしあたたかい気持ちになれたのは
あなたのおかげだっただろう

それから一ヶ月、
おもいつめた顔で
お金をおねだりされたときは
逆に嬉しかったです


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