過密教室から、/
らりるれろ。
誰もが不死になれた
鍵のかかった
西日に照らされた教室で
文字を書き写していたんだ
意味も知らずに
妄想もせずに
時たま黒鉛の曲線と 点と 丸は
ぴかりと
艶を醸し出す
淀みのない血液が破壊される時
それが終礼なんだろう
人々の中にある闇鍋と
神様を信じる力
アラームが同時多発的に鳴り出す
やはりこの部屋は
ベニヤだ
ぴかりと光る日を
ペダルに漕がれながら待つ
今日も
おしくらまんじゅう喰らえ
戻る
編
削
Point
(3)