過密教室から、/らりるれろ。
 


誰もが不死になれた
鍵のかかった
西日に照らされた教室で
文字を書き写していたんだ
意味も知らずに
妄想もせずに

時たま黒鉛の曲線と 点と 丸は
ぴかりと
艶を醸し出す
淀みのない血液が破壊される時
それが終礼なんだろう

人々の中にある闇鍋と
神様を信じる力
アラームが同時多発的に鳴り出す
やはりこの部屋は
ベニヤだ

ぴかりと光る日を
ペダルに漕がれながら待つ
今日も
おしくらまんじゅう喰らえ

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