しろいいき/
秋葉竹
偽りを胸に刻んで
悲しみがすこし汚れた
一編の彼の詩に在る
くろいしみ胸に沁み入り
牛乳を朝のむからさ
睨まずに褒めてほしいの
かいわない寒い食卓
白い息ふたりはきだす
いまはもう希わないんだ
いまはもう戻れないんだ
部屋中に孤独およいで
絶え間なく寝息聴こえて
澄んでいる瞳はしろく
それだって知らないふりなら
いつだって明日があるから
扉あけ駅にむかうわ
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