星月夜/201
いると言って蹴とばしたエンジニアどもを
人間みたいだなと言って殺す夢を見る 天使
死神はもう鎌を持たない、時代遅れだから
誰かへのプレゼントみたいにはだかんぼうにリボンを巻かれて売り飛ばされる
寝首を掻く為に
そんな街にも観覧車は回るし、メリーゴーランドは回るし、コーヒーカップは回る、スケートリンクで君が笑う、
ああ、世界は平和なんだなぁ
それが 当たり前だと 思っている
(金の入った財布に驚くような人生だったのか、それは悲惨な目に遭ったんだろうな)
(でも安心していい、ここの連中は金よりもっと酷いものを欲しがるから)
苦虫を
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