混淆の果てに/
川崎都市狼 Toshiro Kawasaki
きみは下膨れのたをやめではない
かと云つてきりつと潮に焼けた
漁村の娘の顔もしてゐない
何かと何かの
ミックスなのだ;
僕の顔も他人事ではなく
遠い大分と秋田
その混淆に
造り出されたものだが
幻影城に立て籠もる確信犯には
お似合ひの顔
してゐる、きみと僕は
ブッチとサンダンスのやうだね
#詩
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