【閃篇】夢の日常、夢の断片。謎単語篇【マイクロノベル】/佐々宝砂
怯えて叫ぶというので監禁されている。お彼岸の菊の形をしたお菓子を差し入れて話をする。実際には叫んだりしないらしい。ひどい目にあったとき叫んだことがあるだけらしい。病気じゃないじゃん。竹の容器のお弁当も差し入れた。
4.マグノミリア
工場の小さな図書室にあるマグノミリアというタイトルのハードカバー本。原色牧野植物圖鑑に似た装丁で分厚い。手に取ろうとすると工場の同僚が「それは私が頼んで買ってもらったので先に読ませて」と言った。振り向いて同僚を見ると昔出会ったときのように若い。
5.蹴上がり観音
人がたくさんいるイベント会場のようなところにきた。みんな口々に蹴上がり観音を見に行く
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