【閃篇】夢の日常、夢の断片。1【マイクロノベル】/佐々宝砂
 
いわゆるマイクロノベルのような文章ですが、全部元ネタは私の夢です。

1.どっちが幽霊

午後の図書館にきて閉架書庫に入る。薄暗くて寒い部屋の奥、日差しが差しているように明るい。窓はないはずなのにおかしいなと思ってよく見ると、普段遣いのように見える小紋の和服を着た女の子たちが数人談笑している、そのあたりが明るい。近くに行って声をかけたが女の子たちには聞こえないようだった。

2.車をなくした話

東名高速をインプレッサで走る。しかし途中で渋滞して進まない。イライラしていると前の車の人が降りて車をポケットに入れて歩き始めた。そうかああすりゃいいと降りて車をポケットに入れ高速を出たら夫
[次のページ]
戻る   Point(3)