秋磯のアングラー/atsuchan69
 
ると、
潮目がかなり手前に寄って来ていた

ウキ下は二ヒロ。およそ三メートル
中通しの円錐ウキは錘負荷 B のものだった

ボクのウキにはどれもマニキュアが塗ってある
傷から守るためと、浮力調整のためだ
たかがウキひとつが二千円もする
これが磯ではすぐに傷だらけになるから悲しい

海の流れは、知らないと損をする

流れは、時間とともに変化した
潮汐によって起こる潮の流れと海流は別物だし
離岸流もこれらとは違う流れだ
今は左から右に動いている潮の流れも
いつの間にか反対に流れたりする

撒き餌を餌取りを集めるために磯際に打ち、
沖目のポイントへも二段打ちする
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