詩的でない話。科学者は観察していることがとにかく楽しい/鏡文志
着地点としてそうしている。
毎回同じものを食べて毎回美味しいと思えるのは幸せなんだと思うけれど、それは想像力がないのではないかな? と疑ってしまうことがある。結果がわかっているものを何故やる? とピカソが言いましたが、日常生活に当てはめて考えるとこの実験精神のない退屈さを送り続けた人間が安定の人生を送っているように思う。
安定や幸せなんてクソ喰らえと思う面があるので、別に成功しなくてもいいやと好きなことが出来てしまう。するといつの間にか落ちぶれた場所にいる。しかしそれを不幸と思わない自分がどこかにいるので、人々は私を見て変なやつと思うのだと思います。
中原中也みたいに若くして英雄的な死を遂げたい。それも架空設定でしかないのかも知れません。まだ別に生きてたっていい。つまりどうだっていいフリーダムの世界に私はどこかでいます。死後の世界も私は観察している。なにを? それを知るのも楽しみだ。
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