詩想、貴女(貴方)へ/
ひだかたけし
花を、置く
崩落スル氷河の力
自らの内に働くを
直に観入り、
自らの肉体の
死を破滅を破壊を
見据えながら 、
無数の他者へと分裂していく
この四分五裂手前の私なるもの、
貴女の墓前に誕生時に
花を 置く
貴女の今度の人生は 、
自ら導きの絹糸を自ら手繰り寄せ
自らの力で新たに糸紡ぎ自らを導く
変わらぬ意志で在って下さい と。
戻る
編
削
Point
(0)