詩想、貴女(貴方)へ/ひだかたけし
 
花を、置く

崩落スル氷河の力
自らの内に働くを
直に観入り、
自らの肉体の
死を破滅を破壊を
見据えながら 、
無数の他者へと分裂していく
この四分五裂手前の私なるもの、

貴女の墓前に誕生時に

花を 置く

貴女の今度の人生は 、

自ら導きの絹糸を自ら手繰り寄せ
自らの力で新たに糸紡ぎ自らを導く

変わらぬ意志で在って下さい と。



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