それだけじゃ片付かない何かの為に/ホロウ・シカエルボク
、熟考すればいいというものではない、日常の延長にあるリズムでは辿り着けない、深度と慎重さは決して比例しない、要は、自覚や認識が追いつかないくらいの速度の中で、ばら撒かれたものたちの感触を覚えるんだ、そいつらが少しずつ言葉になっていくことを、それをキャッチする瞬間を維持出来るような、そんなスピードを自分で見つけるんだよ、言葉は誰のオリジナルでもない、でもそこに込められた意味は、それぞれの思惑によってどんなものにでも姿を変えたりするんだ。
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